各種、感染経路別の感染対策方法について語るスレ
https://krsw.5ch.net/test/read.cgi/covid19/1623461420 />
感染症対策っていうと、具体的にどうしたらいいのか?とか、意味があるの?って質問が多いと思うので、今回はそれぞれの『感染経路ごとの対策や目的』について載せたいと思います。
まず、基本的な感染経路ごとの説明からします。感染経路には多数の種類がありますが、新型コロナウイルスについて関係する事だけで話をします。
①飛沫感染・・・咳、くしゃみ、会話などの際のしぶき(飛沫)を吸い込んで  
        生じる感染(飛沫は1m以内の範囲に落下)
②接触感染・・・・直接接触:性行為感染症、病原体に直接接触して等
        ・間接接触:器材を介して、ケアスタッフの手指を介して等
         要は、ウイルスや細菌などを触った手や指で、目・鼻・口  
         などを触り感染する事
③空気感染・・・病原体が飛沫核とよばれる非常に小さな粒子(直径5μm以
        下)により、空気中に運ばれてそれを吸い込んで生じる感染
となります。厚労省の『現在』の見解では、空気感染はしない!と断定されていますが、その証拠もありませんし逆に空気感染する証拠もありません。
『するかもしれない』程度ですが、WHOやCDCは空気感染の可能性を一部認めていますので、今回は空気感染についても載せます。
こちらの資料を見ていただくと、わかりやすく感染症対策の基礎が載っていますので、参考にどうぞ。
https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/ryuho/hoken/ryuhc/documents/01_kansensyounokisotisiki.ppt  /> (疾病対策課 健康危機管理対策室 感染症の基礎知識)

では、それぞれの感染経路ごとについての対策と目的について説明します。
①飛沫感染対策について・・・原則として、飛沫を物理的に防ぐことが目的。
現在とられている対策と目的
・マスク着用・・・飛沫(5㎛以上に限る)の排出、吸入を防ぐ効果はある。ただし、マスクの素材ごとに効果に違いがあるので、『何を防ぎたいか?』によって、使い分ける必要あり。
https://www.jprime.jp/articles/-/20025?page=2 (マスク素材別の粒子除去性能) /> この実験では『吸入』のみの実験ではありますが、飛沫(5㎛以上)であれば一定の効果がある事が分かります。(ウレタンは想像以上に低かったが・・・)
ただし、飛沫核(5㎛以下)に対しては効果なしや、所定の性能を得られない物もありました。これらの事から、マスクは『飛沫』を防ぐ効果はあるため、『飛沫感染対策』にはマスクは効果があります。
・アクリル板などのパーテーション
  飛沫などの拡散を物理的に遮断するため効果あり。
・ソーシャルディスタンス(社会的距離)をあける
  飛沫は1m以上拡散『しにくい』ので一定の効果はあり。(湿度により変化)
・喋るときに口を手やうちわで隠す
  飛沫を物理的に遮断するため効果あり(ただ、これに公費を入れるのは・・・)
などです。要は、口から出るしぶきを遮断することと、それを吸い込まないようにすることが大切です。
後で、空気感染の説明をする際にも言いますが、マスクの素材によっては防げない大きさの微粒子があります。
今回の実験でも、新型コロナウイルスなどのサイズの粒子の検証はされていません。(新型コロナウイルスのサイズ 0.1㎛程)
ですが、至近距離での『飛沫』を防ぐことができる以上、マスクは『あったほうがいい』と思います。
②接触感染対策について・・・その辺りに付着している病原体を除去・消毒などを行い、手や指から感染しないようにする目的。
・手洗い
  手や指についている病原体を除去するため効果あり。感染症対策の基本。
・アルコール消毒
 菌やウイルスを殺菌・消毒するため効果あり。 ただし、手が汚れていたり、濡れていたりすると効果は減少するので注意する。 (希釈割合が変わる、有機物と接触し効果が落ちるなど)
 新型コロナウイルスに対しては、1分間接触させると不活化可能。
  
http://jump.5ch.net/?https://www.kitasato-u.ac.jp/jp/news/20200901-01.html />  なお、アルコール消毒の原理やメカニズムはいまだに解明されていない。
・PPE(個人防護具)着用
  エプロンやガウンなどを着用し、接触する可能性のある部位を防護することで感染を
 防ぐ目的。
・清掃、清拭、除菌
 病原体がいると思われる場所をキレイにすることで、環境表面に生存している菌やウイルスを除去するため効果あり。
接触感染対策を行う時の基本的な考え方は標準予防策に準ずる。
標準予防策の考え方
「患者の血液・体液や患者から分泌排泄されるすべての湿性生体物質は感染症のおそれがある」とみなして対応する。
③空気感染対策について・・・空気中を漂う飛沫核などにウイルスが存在しており、そ
れらを吸い込んだりして感染するのを防止する目的。
・換気
 屋内の空気中に漂う飛沫核を屋外に排出するため効果あり。ただし、空気の流れは見えないため、外に排出している「だろう」レベル。風向きが室内に向かうと余計に拡散される可能性も含んでいる。
・空気清浄機
 屋内の空気を吸い込みフィルターなどを介して除菌を行った後の空気を排出する。
吸い込んだ空気においては一定の効果あり。ただし、フィルターの性能などに左右される。
吸い込み能力が低い場合、きれいな空気と汚れた空気を拡散する可能性あり。
・加湿
 空気中の湿度を高め、飛沫の乾燥を防ぎ「飛沫核」の発生を抑えるため効果あり。
また、飛沫核より水分の方が重く、空気中の水分によって飛沫核を床面に落とす効果もあり。
人に備わる防御機能を活性化させる。
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/dehydration/prevent-yourself-from-dehydration/mucociliary-clearance/ (大塚製薬 カラダの乾燥と線毛運動の関係) /> ただし、ウイルスの種類によっては生存時間が延びる可能性もある。
多湿になり、カビなどが発生しやすくなるため、掃除が必須。

代表的なのはこれぐらいかなと思っています。
他にもオゾン消毒・光触媒・次亜塩素酸水・二酸化塩素・MA-Tとか色々とありますが省略します。
必要ならそれぞれの詳細も載せていきます。

これらを踏まえたうえで、現在の状況で一番必要な対策は
『空気感染対策』の中の『加湿』です。
加湿がなぜ重要なのかは順を追って書いていきます。
まず、新型コロナウイルスが空気感染するという前提で見てください。
もし、空気感染なんてするわけないと思われる方がいましたら、ぜひ麻疹(はしか)が
空気感染するという「確たる証拠」の論文のリンク先と一緒にレスください。
それぐらい空気感染の根拠を示すのは難しいという事です。
空気感染の原因は、空気中に漂う「飛沫核」という微粒子が人の粘膜に接触する事です。
(飛沫核以外の埃などに付着する可能性もありますが、同じことなので無視)
飛沫核は、飛沫が乾燥した状態のことであり、非常に小さく(5㎛以下)空気中を漂う。
① 加湿をすると得られるメリット
・飛沫核の発生を抑えられる。(飛沫が乾燥しにくい)
・飛沫の飛距離を短くできる。(乾燥しない為、水分による重みで落下)
・埃や飛沫核を床面に落下させることができる。(水分に付着することで落下)
・カラダの防御機能を高めることができる。(線毛運動などの活性化)
・ウイルスの生存時間を短くする可能性がある。(ただし、気温と湿度が関係する)
② 加湿をすることによるデメリット
・多湿環境によりカビなどの菌が繁殖しやすくなる。(こまめな掃除が必要になる)
・ウイルスの生存時間が長くなる可能性がある。(こちらも気温と湿度が関係する)
・接触感染の機会が多くなる。(床面やテーブル上にウイルス等が落下するため)
要は、飛沫核は飛沫が『乾燥』するから発生するので、飛沫が乾燥しない状況を作ることができれば、飛沫核による感染、つまり空気感染を防ぐことができるという事です。
また、飛沫核が発生したとしてもすぐに空気中の水分と付着することで飛沫になり、空気中に漂う可能性を限りなく低くすることで空気感染を防ぐことができるという事です。
では、落下した菌はどうするのか?ということになりますが、それはすでに対策してますよね。アルコールや除菌液などで拭き取ればいいだけです。
感染経路不明者の内、一部は人に言えない場所に行っている方だと思います。
それとは別に、本当に経路が分からない人は空気感染であると思われます。
普通に考えれば、飛沫感染か接触感染なんて調べたら特定できるからです。
飛沫感染の特定は、単純に『誰かと会話をしたかどうか?』です。
飛沫させ付着しなければ飛沫感染しない=会話しなければ感染しない。
接触感染の特定は、『感染者がいるところでどこかを触った後、目や口や鼻を触ったか?』です。ウイルスがいる場所を触った手で目や口や鼻を触るから感染するのです。
これだけ特定方法が分かりやすいのに経路不明者が半分程度って、どう考えても別の経路を疑うしかないと思います。
厚労省は感染症対策方法については当初からほとんど更新していません。
消毒方法などについては、2020年6月頃から更新すらされてません。
last-modified: 2021-08-23 09:37:53