「やればできる」は嘘と判明 子供の学力の約半分は「遺伝」で決まるという残酷な真実 [144189134]
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加えて知識社会とは、知能や学歴が大きな優位性を持つ『知能格差社会』。
その結果、夢を叶えて自己実現できるのはほんの一握りの『上級国民』に限られてしまうのです」(橘さん)
たとえ叶えるのが困難だったとしても、少しでも夢に近づくべく努力することはできるはずだ。
だが、知能や学力の約半分は遺伝で決まるという残酷な現実がある。
「子供への遺伝を論じることは長らくタブーでしたが、いまでは知能や学力に遺伝が大きく影響することは行動遺伝学の定説です。
しかもこれまで後天的に身につくとされてきた『努力できるかどうか』や『集中力』、『やる気』も最新の知見では半分程度は遺伝が影響している。
幼児期の虐待や育児放棄は子供の人生に深刻な負の影響を与えますが、
その一方で、極端に恵まれた家庭環境(子育て)が子供の成長にほとんど影響を及ぼさないこともわかってきました。
現代社会のごくふつうの子育ては、人類史的にあり得ないほど素晴らしいのです。
『学力は教育によって無限に伸ばすことができる』というのはたんなる神話にすぎません」(橘さん)
行動遺伝学の第一人者で慶應義塾大学教授の安藤寿康さんも言葉を重ねる。
「あらゆる能力や心理的な個人差は、遺伝と環境の両方が影響しています。
遺伝的要因と環境的要因を長方形に見立てて、縦の長さが遺伝、横の長さを環境とすると、縦と横を掛けることで面積が求められます。
仮に遺伝が同一でも環境によって面積が変わり、環境が同じでも遺伝によって面積が変わる。
この面積の差が一人ひとりの能力差であり、よい遺伝を受け継ぐ子供ほど個人の能力が高くなると期待できます。
ただし子供は父親からも母親からも遺伝子を受け継ぎますが、一卵性双生児以外はきょうだいでも、親から受け継ぐ遺伝子の組み合わせは違います。
どの遺伝子をどう受け継ぐかは、まるでくじ引きのようなもの。コントロールなどできないのです」
なんとも「残酷な真実」だ。しかしその一方で、事実を突きつけられたことで「救われた」とため息をつく母親たちもいる。
「仮に子供の知能や性格が家庭環境で決まるとしたら、その責任はすべて親が負うことになります。
こうして子供が発達障害や不登校になると『子育てに失敗したからだ』と親が責められることになる。
私が著書で子供の人格形成に遺伝がかなり大きく影響しているという研究を紹介したら、『救われました』という親からの感想がたくさん届きました。
遺伝の影響を一切認めない『環境決定論』はものすごく残酷なのです」(橘さん)
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb04b0e4c68ceb7f640c9f0421794ad50bb011ac?page=1

済美終了

last-modified: 2021-08-23 22:27:16