https://news.yahoo.co.jp/articles/59f24617dda95f4a28c73f84c880faa226c222aa
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「予約していないけど、来たんだよ」
こういうのは東京都の23区外の市に住む男性(84)だ。東京の大規模接種センターでのワクチン接種は東京、
埼玉、千葉、神奈川の1都3県に住む65歳以上の高齢者が対象だ。だが、5月30日までの予約は東京23区に住む高齢者だけが対象だった。
しかし、男性は午前10時過ぎ、会場にやってきた。居住している市では、地元の大きな病院でワクチンを接種
するように案内されたが、予約開始から3日間、電話をかけつづけたが一度もつながらず。結局、予約が埋まってしまった。
市に文句を言うと、6月から再度予約を受け付けるという。
しかし、予約は難しいだろうと考えていた。そんな中、昨日ラジオで24日から大手町で大規模接種をするというニュース
を聞き、「これだ」と思い立った。
ラジオによると、東京駅南口から会場までのシャトルバスが出ているという。詳しい接種会場はわからないが、
これで行けると考えた。予約はネットからだが、自分はガラケーしか持っていない。市からもらった接種券と、
本人を証明する書類として返納した自動車免許を携え、東京駅へ。
東京駅まで着くと、目の前でバス一台が行ってしまったが、次のバスがすぐにきた。6分間隔でバスが出ているという。
大型の観光バスで何十人も乗れるが、自分も含めて乗客はわずか3人。「3人だけか」と驚きつつも、バスは出発した。
会場に着くと、会場は人影もまばらで行列もない。緊張感は高まった。予約はしていない。地元で予約しようと思ったが
できなかったこと、書類は整えて持ってきたこと、しっかりと説明すれば何とか接種してくれるのではないか。
そんなことを考えながら、受付にいくと、「ハイ、大丈夫です」と二つ返事で、通された。何とも拍子抜けだったが、
細かい確認をされることなく、接種についての説明を受けて、その後、順番待ちに。そして、ワクチンを接種。
経過観察があり、2回目のワクチン接種の日も案内された。
「予約なしでも受け付けてくれて本当に安心した。地元では予約が取れても接種は6月から。まだ時間がかかる。
友人にも予約なしで対応してもらえたことを教えたいと思う」
どういうことだってばよ last-modified: 2021-05-25 19:06:49