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2021年05月30日
【栃木県】宇都宮LRT、ついに「第1編成」が車両基地に出現 23年3月開業「ライトレール」法律上の扱いは? [砂漠のマスカレード★]
【栃木県】宇都宮LRT、ついに「第1編成」が車両基地に出現 23年3月開業「ライトレール」法律上の扱いは? [砂漠のマスカレード★]
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1622325405
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2023年3月に栃木県に開業予定の「宇都宮ライトレール」は宇都宮駅東口(宇都宮市)と芳賀・高根沢工業団地(芳賀町)間を結ぶ14.6kmの次世代型路面電車(LRT)だ。
5月27日の早朝、宇都宮市下平出町に建設中の車両基地にLRT車両(愛称:「ライトライン」)の第1編成がついに納入。その様子が報道関係者に公開された。
■分割して陸送されてきた「第1編成」
朝4時半ころにはメーカーの新潟トランシスから車両基地に到着したとのことで、現場に行くと養生のラッピングの上に緑色のシートを掛けられた車両が車両基地の線路脇に停車したトレーラーの上に載っていた。「ライトライン」は黄色と黒を基調とする車両であるが、厳重な梱包で中身はうかがえない。まだ荷物といった感じである。
8時ころから始まった車両納入・オンレール作業は、宇都宮の佐藤栄一市長、芳賀町の見目匡(けんもく・ただし)町長も駆けつけて見守った。まず緑色のシートが外され、青いラッピングでぐるぐる巻きにされた車両が現れる。ラップ越しに、黄色と黒の車両のカラーが何となくわかる。
「ライトライン」は1編成が3つの車体で構成され、両端がA車・B車、真ん中の車体がC車となっており、それぞれが分割されて陸送をされてきている。最初にA車の荷卸し作業が始まる。A車の顔は先端が絞り込まれていて、昔、岩手県の花巻電鉄にいた「馬面電車」を思い出した。
次に屋根の一部にかかっていた毛布のようなものが取られ、別のトラックからパンタグラフが吊り上げられる。A車の屋根まで運ばれ、作業員によって据え付けられた。
その作業が終わると、A車の車体に2台のクレーンでロープがかけられた。指揮者の係員の合図で2台のクレーンが呼吸を合わせ、微調整をしながら吊り上げていく。A車の下に台車が据えられてあるのがその時点で初めて確認できた。さすが最近はやりの超低床車両である。
■ついに線路に置かれた
線路に下ろされ、車輪とレールを合わせる。A車自体は長さ10m程度で台車が1つしかついていないためか、どうやら前後のバランスをとるのが難しいようである。支えを置いたり微調整をしたりしながら、ようやく線路に置かれた。残念ながら当日は青いラッピングのままであったが、新潟から運ばれた荷物が「車両に変わる」貴重な瞬間をみることができた。
資料によれば、この「ライトライン」は全長が29.5m。軌道運転規則第46条では車体長が30m以下とされており、その範囲内ギリギリのところである。その制限の中で、定員数は国内の低床車両のなかで最多の160人、座席数は鉄道の通勤電車並みに広い座席幅としたうえで可能な限りの座席数50席を確保している。
さらに日本で最初となる全扉へのICカードリーダーが設置され、効率化と利用者の利便性の向上を目指している。もちろん超低床車両なので停留場での乗降のときの段差が極小に抑えられることになる。
今後、この第1編成を含め最終的に17編成が納入されることになっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/71effb5ff43c25bd880be9273c684cae4580675b
/> 5/30(日) 6:31配信
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https://article-image-ix.nikkei.com/https%3A%2F%2Fimgix-proxy.n8s.jp%2FDSXZQO0651257027052021000000-1.jpg
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https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/013/029/route.png
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https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45247392/picture_pc_174452b3dd11ea58207eda3feecd7579.png
■軌道法には「上下分離」の概念がない
なお、この宇都宮ライトレールはいわゆる上下分離方式がとられている。上下分離は軌道や車両の所有と経営を分離し、所有について主に地方自治体等に帰属させ、経営を第三セクターその他の事業体に委ねる制度である。鉄道事業を行うには莫大な初期投資と維持のための費用が必要となり、民間で対応することが難しいことから、公共交通維持のため最近採用されるケースが増えている。
一般的な鉄道が適用を受ける鉄道事業法では、第一種鉄道事業から第三種鉄道事業までの事業形態が予定されており、これらに基づいて上下分離を採用することができる。しかし宇都宮ライトレールが適用を受ける軌道法にはその概念がない。
そこで宇都宮ライトレールでは、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づき、「軌道運送高度化実施計画」の認定を受け、上下分離の特例を採用している。これにより、「宇都宮ライトレール株式会社」は軌道運送事業者として経営主体となり、宇都宮市と芳賀町が軌道整備事業者として整備主体となっている。
開業は当初予定の2022年3月から1年延びたが、これから車両の本格的な納入も始まり、軌道や停留場の整備、運転士の習熟などもさらに進んでいくことになる。まったく新設の軌道である宇都宮ライトレールが地域に根差した公共交通機関となっていく姿を見るのが楽しみである。
ホンダ行くの楽になる?
last-modified: 2021-05-30 17:04:30