https://i.imgur.com/abdL5kp.jpg
/>
日仏米共同訓練「アーク21」で、市街地戦闘訓練に臨む陸上自衛隊とフランス陸軍=2021年5月15日、宮崎、鹿児島両県にまたがる霧島演習場【時事通信社】
>>1
続き
(習近平氏が中国国家主席に就任した)13年から、(中国による)権力の主張かつ事後承認要求方針の政策が明らかに見られる。中国は産業・経済大国の一つで、当然ながら防衛と外交の戦略面でも、経済水準にふさわしいレベルに到達したいと考えている。さらに南シナ海、東シナ海、台湾海峡で明らかな緊張ポイントがあり、定期的に船舶が近距離に接近していることも我々は見ている。我々は、あらゆる関係者に対し国際法上の義務の順守を求める。自由で開かれた海域維持のため、外交努力が優先されることも望む。
こうした状況から、この地域における我々の存在感を示すと決めた。先ごろ攻撃型原子力潜水艦「エムロード」を初めて展開させた。我々が国際法順守ならび航行の自由を重視していることを示すのが、我々のこの地域での存在意義だ。
Q、中国による台湾侵略の可能性はどの程度あると考えるか。
グランジャン氏 国防省報道官としてはノーコメントだが、改めてフランスがパートナー諸国と同様に国際法順守を極めて重視していると追言する。
◇中国の勢力拡大警戒
Q、長く空母を運用してきた国として、中国の空母開発の現状をどう見ているか。
グランジャン氏 空母は強力な軍備手段で、戦略的自立手段でも、政治手段でもある。空母を軍事作戦以外で展開させる場合、政治的メッセージを送ることになり、我々は非常に重視している。先ごろ太平洋で中国海軍初の空母「遼寧」が展開された。政治的な主権の主張であり、我々が確認している軍事・外交面での中国戦略に合致する。
Q、中国の軍事力はフランスや米国にとって脅威となりうるか。
グランジャン氏 特に米中間で戦略的競争があると思う。欧州連合(EU)も時として中国を戦略的な競争相手と見なし、時にはライバル、時には気候変動など一部の問題でパートナーだと思っている。フランスは非常に定期的にインド太平洋に(軍艦など)船舶を送って訓練をしており、この存在は中国に理解されていると思う。領土を有するフランスは太平洋の国でもあり、訓練は平和的な思いによるものだ。我々が船舶や軍部隊を送ることで発しているメッセージは中国に理解されている。
終わり〆
シナ大変だなw last-modified: 2021-05-31 02:33:29