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2021年08月23日
【八王子新聞】東京なのに 東京じゃない? 根強い「独自路線」 神奈川県の時代も [ぐれ★]
【八王子新聞】東京なのに 東京じゃない? 根強い「独自路線」 神奈川県の時代も [ぐれ★]
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※2021年8月19日 07時17分
62もの区市町村がある東京。担当記者が「編集長」になって一つの街を掘り下げる。
北条家の重要拠点だった八王子城跡
今年四月、世田谷区と並んで都内で真っ先に高齢者へのワクチン接種を始め、注目された八王子市。実は同市には都内初や都内唯一がいっぱい。時に「八王子って東京なの」とやゆされても、どこ吹く風。むしろ、東京とは一線を画した独自の道を歩んでいるようだ。
「都内初」で「都内唯一」の代表格は日本遺産。八王子城跡や高尾山薬王院、八王子車人形など二十九の文化財を元に、歴史や文化を絡めた「霊気満山 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」が昨年、文化庁に認定された。市日本遺産推進担当課長の平塚裕之さんは「八王子には貴重な文化財が多数残されていることの表れだと思う」と胸を張る。
二〇〇七年に開設された「道の駅 八王子滝山」も都内初で都内唯一。八王子産の野菜や畜産物、加工品が並び、都内外から大勢が訪れる。「農業振興のために設置しました。『都内で初めて』は結果としてそうなっただけ」と副駅長の熊坂孝さんはクールに話す。
一五年の中核市への移行も都内初。東京どころか全国に先駆けた活動もある。一九七一年から実施されている「ノーカーデー運動」は八王子発祥。七〇年代に高尾山で始まった「ごみの持ち帰り運動」も今では全国に広がっている。
時に「都心部へのコンプレックス」を指摘されるが、それよりも東京と一線を画しているようにさえ見える。実際に、都心に遊びに行くときは「東京に行く」、出身地を聞かれたら「東京出身」ではなく「八王子出身」と答える市民は多い。刻んだタマネギが特徴の「八王子ラーメン」も市民が誇るB級グルメだ。
「桑都日本遺産センター 八王子博物館」の加藤典子学芸員は「歴史的にも、江戸とは異なる発展の仕方をしてきた」と指摘する。
八王子は戦国時代、小田原を拠点に関東を支配していた北条氏が「武田氏が支配する甲斐国との境」の重要拠点として整備。豊臣秀吉の小田原攻めは、八王子城の落城で勝負が決したともいわれる。その後、徳川家康が江戸に幕府を置くと、「近くも遠くもない」八王子は江戸からも泊まりがけで訪れる宿場町として栄え、独自の発展を遂げた。
「八王子は東京じゃなかったこともある」と話す八王子博物館の加藤典子学芸員
「そもそも、八王子は東京ではなかった時代もあるんです」と加藤さん。一八七二(明治五)~九三(同二十六)年まで、八王子を中心とする多摩地区の大半は神奈川県だった。当時の東京府が多摩川の水源を確保する必要があったことや、神奈川県議会の政治的な思惑などから多摩地区は東京府に移管されたという。
都心へ向かうときは、やはり「東京に行く」と言う加藤さんは「私自身、東京よりも神奈川の方が身近に感じることもあります」とも。歴史に裏打ちされた「東京であって、東京でない」という意識は今の市民にも脈々と受け継がれ、「地内初」を連発する郷里への愛着を生んでいるようだ。
続きは↓
東京新聞: <八王子新聞>東京なのに 東京じゃない? 根強い「独自路線」 神奈川県の時代も.
https://www.tokyo-np.co.jp/article/125314
【八王子新聞】トンキンなのに トンキンじゃない? 根強い「独自路線」 神奈川県の時代も
町田市 「・・・」
last-modified: 2021-08-23 19:51:00