https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210822-OYT1T50135/
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横浜市長選で誘致の是非が争点となったカジノを含む統合型リゾート(IR)計画は、
新型コロナウイルスの感染拡大で取り巻く環境が一変し、
全国各地で先行きが不透明となっている。訪日観光客の回復が見通せない中、
IR整備を軸とする政府の成長戦略は軌道修正を迫られている。
横浜市は19年8月、横浜港・山下ふ頭へのIR誘致方針を表明した。
地元経済界も歓迎し、国内外の7事業者から提案が寄せられた。
しかし、コロナ禍による経営不振から米国の有力2社が撤退を決定。
ギャンブル依存症や治安の悪化を懸念する市民の間では、反対運動が起きた。
今回の市長選で、「反IR」を掲げた山中竹春氏が当選を決めたことで、
市の誘致計画は事実上頓挫する見通しだ。
政権幹部は「首都圏の候補地が消えれば、痛手だ」と語った。 last-modified: 2021-08-23 22:21:14