https://news.yahoo.co.jp/articles/30efbf046ce220886454e659dc084235168ca32c
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2015年に採択された国際的な枠組み「パリ協定」で、世界の平均気温の上昇を1.5度に抑える努力をする目標が掲げられた。
しかし、国連環境計画(UNEP)の「適応ギャップ報告書2020」によると、2019年の温室効果ガスの排出量は過去最大を更新。今世紀末までに平均気温は3度上昇すると予測されている。
そんな中、中国・中山大学の研究チームは先月、世界各都市の温室効果ガス排出量を『Frontiers in Sustainable Cities』に発表した。
ワースト25都市で、都市全体の温室効果ガス排出量の52%
地球の表面積のわずか2%の範囲にしかない都市。しかし現在、世界の総人口の50%以上が都市に居住し、排出している温室効果ガスは、
全体の70%以上を占めており、都市は脱炭素社会へ向けたキーとなっている。
ところが、これまで温室効果ガスインベントリ(排出量・吸収量のデータ)の算定方法は、各都市によって異なっていたため、排出削減の進捗状況を正確に把握することが困難だった。
そこで今回、研究チームが世界で初めて、世界53カ国167都市の温室効果ガスインベントリを作成した
温室効果ガス排出量、ワースト10都市はこちら。
1位 中国・邯鄲(199.71)
2位 中国・上海(187.93)
3位 中国・蘇州(151.79)
4位 中国・大連(142.51)
5位 中国・北京(132.58)
6位 中国・天津(125.89)
7位 ロシア・モスクワ(125.3)
8位 中国・武漢(110.86)
9位 中国・青島(93.56)
10位 中国・重慶(80.58)
カッコ内はCO2換算量で、単位はメガトン
以下略
last-modified: 2021-08-23 22:40:17