【社会】ネクタイのほつれた糸は「絶対に切っちゃダメ」 裁縫のプロが注意喚起、一体なぜ? [朝一から閉店までφ★]
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2021年08月21日11時00分
ネクタイから細い糸が飛び出ても絶対に切らないで――。
こんな豆知識を、縫製会社「笏本縫製」(岡山県津山市)のネクタイ職人がツイッターで紹介すると、約3万件の「いいね」が寄せられるなど大きな注目が集まっている。J-CASTニュースは理由や対処法を聞いた。



飛び出た糸の正体は?
笏本縫製は1968年に創業し、津山市に縫製工場を構える。様々なブランドの縫製を受注している。2015年には高級ネクタイブランド「SHAKUNONE」を立ち上げ、オンラインショップや百貨店などで販売している。
同社の代表取締役でネクタイ職人の笏本達宏(しゃくもとたつひろ)さんが8月16日、ツイッターでこのような呼びかけをした。
「絶対に切っちゃダメ。ネクタイからこんな糸が出てても無茶に引っぱったり切ったりしないで」
ネクタイの大剣の裏側から、細い糸がたるみ出てしまうことがある。笏本さんによれば、この糸は「スリップステッチ」と呼ばれる。ネクタイの伸縮性を維持する長い一本の糸で、切ってしまうとネクタイがほつれてしまうという。
ツイッター上では、
「めっちゃブチブチ切ってた。どおりですぐネクタイがボロボロになるわけだ」
「これ、知らないと引っ張っちゃうなあ!びっくり」
などと驚きの声が寄せられている。
それでは、どのように対処したら良いのか。J-CASTニュースは18日、笏本さんに取材した。


「少しだけ出ているのが正常な状態」
笏本さんは、スリップステッチは飛び出たままで問題ないと説明する。
「少しだけ出ているのが正常な状態ですので、無理に引っ張ったりしないようにしてください。気になるようであれば見えないところに押し込んでも大丈夫です」
笏本さんは「この糸はネクタイの生命線」だと強調し、絶対に切らないように念押しする。
「きちんと作られるネクタイは、苦しさを軽減しつつカッコイイ結び目を作るために、伸縮性を重視して作ってあります。そしてネクタイの中心は長い距離を1本の糸で仕立てていて、スリップステッチはその伸縮を補助する大切な役割があります。結んだり解いたりするときに、スリップステッチがスルスルと動いてネクタイの破損を防ぎます」
万が一スリップステッチを切ってしまった際には、すぐに糸の根元で玉結びをすると良いという。ある程度のほつれを防ぐことができる。しかし大切な人からのプレゼントや気に入った品など、元通りにしたい場合にはプロの職人に相談するのが良いと述べた。


大事なネクタイを長持ちさせるコツ
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.j-cast.com/2021/08/21418586.html?p=all

ササクレも引っ張ったらダメ!

SHAKUNONE = シャクノネ?
last-modified: 2021-08-24 11:52:58