https://news.yahoo.co.jp/articles/ca888862437ea14379ed1460a96fcbf233a80eb8?page=1
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>>2以降に続く
【続き】
横で聞いていたAさんが再び口を挟む。
「そもそも、俺はこんな状態になっているって新潟にいる兄貴や、北海道にいる姉貴に言えねぇよ。家族もいて、子どももいるんだから」
生活保護という選択もあるはずだが……。
「確かに月15万円もらったら、楽だと思う。でも、俺みたいな人間が国の世話になんて、とてもなれない。死ぬこともできないし、だったら、どう生きようかって考えてこの生活をしてるのよ。なにより縛られるってのは向いてない。金を稼ぐのも楽ではないし、高校生に殴られて骨を折ったことだってあったけど、自由がいいのよ」(Cさん)
では、DaiGoが“ホームレスは必要ない”“命は平等じゃない”と発言したことについては、どう思うのか。この発言を知らなかった彼らに説明すると、
「そんなこと言われたって、ホームレスはいるんだからなぁ……」とAさん。
Cさんは、「税金も払ってないし、俺たちは“人間”じゃないのかもなぁ。犯罪行為で金を稼ぐ暴力団や半グレと一緒さ。空き缶を盗んでいるんだから。背負う罪の重さは違うけど、そう言われても、しょうがない気はするけどな」としたうえで、こう続ける。
「迷惑はかけていないとは言わない。だけど、必要ないって、死んだほうがいいってことだろ。誰かにそこまで言われる筋合いはないよ。死んだほうがいいなんてことは、自分が一番わかっていること。だからこういう生活をしているんだから」(Cさん)
そう話すと、河川敷を見つめ、手にしたワンカップをぐびりとあおった――。
それぞれの事情を抱えているホームレスたち。
自称“月収9億円”のDaiGoでも、彼らをバッサリ切り捨てる権利なんてないのだ。
【了】
たしかに last-modified: 2021-08-24 12:37:45