【漫画】『刃牙』や『はじめの一歩』はニワカ向け!? いま本当にアツい「格闘漫画」はどの作品か [Anonymous★]
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2021年8月23日
https://myjitsu.jp/enta/archives/94212 /> 昨今の出版業界は、星の数ほどの格闘漫画で溢れかえっている。そこで「好きな格闘漫画は?」と尋ねれば、おそらく『刃牙』シリーズや『はじめの一歩』を挙げる人が多いのではないだろうか。しかし今現在、真の漫画好きの間では別のタイトルが大きな盛り上がりを見せているという…。
格闘漫画というジャンルにおいて、花形と言えるのが「異種格闘技戦」。さまざまな武術を極めた者たちが繰り広げるバトルは、現実では決して見られないロマンに満ちあふれている。そんな異種格闘技を題材として、圧倒的な人気を集めているのがWebサイト『となりのヤングジャンプ』で連載中の『バトゥーキ』だ。
同作は、ギャンブル漫画『嘘喰い』の作者・迫稔雄による最新作。両親を奪われた“いっち”こと三條一里が、ブラジル発祥の武術・カポエイラを極めていくというストーリーだ。序盤はたんなる格闘技ではなく、文化としてのカポエイラを紹介する展開が続いたが、徐々に物語が加速していく。
一里は空手や合気道、柔道などの使い手と戦い、カポエイリスタとして成長するのだが、とくにアツいのは6巻から始まる「vs悪軍連合編」。バトル漫画の定番であるトーナメント戦が繰り広げられ、カポエイラのさらなる可能性が描き出される。さらにはサンボvs柔道や合気道vsシステマなど、見たこともないような組み合わせのドリームマッチが勃発するのだ。
しかも作中では昨今の異種格闘技戦を踏まえてリアルな描写が行われており、まさに令和最新の格闘漫画といった風格。作者・迫がブラジルの道場に行くほどのガチのカポエイリスタであることも、そんなリアリティを支えているのだろう。
「どんな手を使ってでも勝つ」という強さ
どんな格闘漫画にも、卑怯な手を使って勝とうとするキャラクターがいるもの。大抵の場合、そうした戦法は主人公の前に敗れ去ってしまうのが通例だ。しかし木多康昭の『喧嘩商売』、およびその続編にあたる『喧嘩稼業』は「主人公がもっとも卑怯」という異色の作品となっている。
主人公の佐藤十兵衛は、古武術「富田流」を自己流にアレンジして戦う高校生。頭の回転が異常なほど早く、勝利のためにあらゆる策略をめぐらせるのが特徴だ。精神攻撃や奇襲はもちろんのこと、凶器の利用やドーピングなども平然と行うという主人公にあるまじき戦闘スタイルをもつ。
また、「喧嘩稼業」では格闘技界の最強を決める「陰陽トーナメント」が開催されるのだが、その内容がかなりエキサイティング。強すぎて本気で戦ったことのないキックボクシング王者、843勝0敗の最強力士、生きる伝説となった合気道家など、錚々たるメンバーによる激闘が描かれていく。
しかも登場人物の中には、十兵衛と同じくダーティな戦法を得意とする者も。観客がいる試合でありながら、リングポストに毒を仕込んで毒殺を狙おうとするなど、いっそ清々しいほどに“なんでもあり”な戦いが繰り広げられるのだ。
誰も見たことのない新時代の王道「バトゥーキ」と、邪道を極めた「喧嘩稼業」。この2作品を読まずして、現代の格闘漫画は語れない。
文=「まいじつエンタ」編集部

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まいじつ
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我以外皆異性
last-modified: 2021-08-24 12:47:23