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東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に
対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪
で逮捕・起訴された男性外科医に対する東京地裁
(大川隆男裁判長)での第3回公判が9月11日に開催され
、被害を訴える女性(記事ではA氏と表記)とその母親
などへの証人尋問が行われた。A氏は時折、泣き声になり
ながら被害を説明し、「医師免許のはく奪、性犯罪者
として胸を見ていると思うと、長い長い実刑を望む」と訴えた。
A氏はつい立越しに証人尋問を受けた。
検察側の尋問に答える形で説明した、
わいせつ被害にあったとする5月10日の状況の概要は以下の通り。
・水着を着る仕事もあり、乳首に沿って切ってほしいとお願いした。
もともと胸は左右差があり、左右の形を同じようにしてほしい
とお願いしたことはない。
・入院後は自身が持ってきたパジャマに着替えた。
術前に408号室で、上司の同席のもと男性外科医から
触診、マーキングおよび写真撮影を受けた。自分で
パジャマの上をめくり、右胸だけを見せた。胸のみでなく
、撮影距離をあけて顔も写されたように感じた。
10枚以上撮影され、おかしいなと思った。
・手術台でも10枚以上撮影され、おかしいなと思った。
・麻酔下でも撮影されていたようだが、知らなかった
。事件後に警察から写真を見せられ、本当にびっくりした。
・術後、病室に戻って看護師3人が世話をしてくれ
、1人がナースコールを握らせてくれた。
・その後、男性外科医が入ってきたのと入れ替わって、
看護師が出て行った。
・男性外科医はベッドの左側に座った。目をつぶっていたが
、右の衣服をめくり、その後、左の衣服をめくった。
目を開けたら男性外科医は乳首をなめたり、吸ったりしていた。
よだれでベタベタですごく気持ち悪かった。
・どうしたらやめてもらえるかと思ったが、男性外科医が
勤務するクリニックで子供と写っている写真を見た記憶があり、
子供のことを考えたら大騒ぎはできないと思った。
・自分が寝ているからそういうことをされるのだと思い、
上半身を揺すったり、「うーん」と言うなど起きている
演技をしようとした。下半身は毛布でくるまれており、動かせなかった。
・ナースコールを何度も押した。看護師が来ると男性外科医は
逃げるように出て行った。
・看護師に、出ていったのが男性外科医であることを確認した。 last-modified: 2021-08-26 06:46:28