【音楽】三月のパンタシア、初ワンマン!終わりと始まり、そしてきみとわたしの物語を紡ぐ夜――/ライブレポート
https://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/musicnews/1513303573 />
https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1512696901 /> 2017/12/11 17:30
2017年3月8日にアルバム『あのときの歌が聴こえる』をリリースした三月のパンタシア。ボーカルのみあさんとコンポーザーによって生み出される音楽は、
聴く人を「あの頃」に戻してくれます。誰もが持っているキュンとする思い出に触れる音楽を奏で続ける
三月のパンタシアが11月23日25日(土)、shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて行った、初のワンマンライブ〜きみとわたしの物語〜をレポートします。


 
生音でのライブで音楽をより体で感じて――
「私の周りは青に溢れている。終りと始まりを紡ぐ、これは君と私の物語。あのときの歌が聴こえる」―――
そんなモノローグが流れたあと、ライブは「day break」からスタートします。青い光に包まれながら優しく言葉を紡ぎ出すボーカルのみあさん。透き通る真っ直ぐとした歌声の中にある切なさ……
会場に爽やかな風を吹きます。続く「フェアリーテイル」では、心の奥にあるピュアな感情を思い出させてくれるような彼女の歌に酔いしれます。
軽快なリズムに自然と“青!”というかけ声が起こった「青に水底」。サビの疾走感が気持ち良く、そこに切ない感情がふわっと流れ込んでくるのが素晴らしい。
「イタイ」ではクラップが起き、青い世界だったステージが赤く照らされていました。
ステージが基本的に逆光になっていたので、客席からはみあさんとバンドメンバーのシルエットが見える感じになっていましたが、
フロントに設置されたスクリーンに映像を映し出すことで、より物語の世界に没入できるように演出されていました。
しかも生音でのライブということもあって、音楽をより体で感じることができ、三月のパンタシアの世界に深く触れることができた気がします。


会場の一体感にみあさん自身からも自然と笑顔がこぼれる
再びの朗読のあと、黒い衣装で登場したみあさんが、「ルビコン」を披露。アニメ−ションのMV映像と歌によって、たった5分弱の楽曲が、
とたんに映画のような広がりを見せます。目と耳から入ってくる情報から想像力を膨らませることで、いろんな感情を揺さぶられるのだとあらためて実感しました。
「七千三百とおもちゃのユメ」で幻想的な世界に誘ったあとは、エモーショナルな「花に夕景」を熱唱し、映像で星空が映し出される中「星の涙」を歌います。
そして「キミといた夏」は、青に包まれながら心を込めて歌った切ないバラード。続く「ないた赤鬼、わらう青空」と共に、ピアノやアコースティックギターの音色が心地よく、
歌い終わったあとには大きな拍手が巻き起こりました。アコースティックアレンジのときに少し感情的になるみあさんのボーカルも素敵でした。
last-modified: 2021-08-26 23:06:08