【アニマルフリー】加速する「レザー」離れ…コロナ禍でも2年連続売り上げ倍増、ヴィーガン「コルク」財布の舞台裏 [樽悶★]
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兵庫県神戸市で大学生が主催したエシカル消費にまつわるイベントで、コルク製の財布などを売る中島さん(写真右)(2019年撮影)
https://amd-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20210504-00000001-binsiderl-000-1-view.jpg パイナップル、りんご、サボテン、きのこ……動物性の素材を使わず、植物や果物から作る「ヴィーガンレザー(人工・植物皮革など)」が注目を集めている。ワイン栓に使われる「コルク」も人気素材の1つだ。 エンジニアから一念発起。革製品の生産工場が立ち並ぶインドと日本をつなぎ、動物も環境も労働者も搾取しないことを目指して挑戦し続ける、「Aasha」代表の中島剛志さんに話を聞いた。 ■30代女性から支持集めるヴィーガン財布 セレクトショップ「Aasha(アーシャ)」の主力商品は、コルク素材で作った財布、名刺入れ、バッグだ。動物保護の世界的な団体「PETA」のヴィーガン認証を取得。オンラインやイベント出店での販売を中心に、関西地方や東京のフェアトレードの店などにも卸している。 2017年の創業以来、口コミで人気が広がり、中でもオンラインショップの売り上げは2018年から2020年まで、2年連続で倍増。最も多い購買層は、30代の女性だという。 「コルク製品の魅力はアニマルフリーで環境負荷も少ないのはもちろん、軽くて丈夫なこと。そして1点ずつ樹皮の模様が異なり、使い込むほど味が出てくるところです」(中島さん) 一番人気があるのは長財布。ブルー、レッド、オレンジなど豊富な色展開があるが、最も売れているのは、着色していない、コルク樹皮の模様がそのまま生地になっているものだそう。 ■軽くてサステナブルなコルク素材 中島さんはコルク素材のメリットとして、以下の3点をあげる。 1、サステナブル 商品に使われるコルクは、最も品質が良いと言われているポルトガル産のコルクガシの樹皮だ。樹皮の収穫は9年に1度行われるが、収穫後も樹皮は再生を繰り返すため、樹齢は150年から200年に及ぶ。伐採する必要もないため、二酸化炭素の吸収率に影響もない。 2、軽い コルクの内部には無数の気泡があり、重さは革製品の約半分。 3、天然の防水・抗菌作用 ワインボトルの栓に使われることからも分かるように、疎水性がある。抗菌作用もあり、カビの繁殖を防ぐ効果も。 ■商品を通じて環境問題を考えるきっかけに 最近は自分で使うためではなく、ギフトとして購入する人も増えているという。 ※省略 ■偶然の出会いから、即交渉へ Aashaで販売しているコルク製品は、インドの「Arture」というブランドのもの。中島さんが2016年にインドのムンバイを旅行中、偶然立ち寄ったフリーマーケットで売られているのを見たのが始まりだ。その後、丸2日間バスを乗り継いで同社があるチェンナイへ行き、日本でも販売できるよう交渉。Aashaは「Arture」の日本唯一の代理店になった。 「財布や名刺入れは革製品以外の選択肢が少なく、困っているというヴィーガンの方々の声をよく聞いていたので、出会った瞬間『これだ!』と思いました」(中島さん) ■インドで知った革製品工場の実態 革製品の生産工場が数多くあるインドだが、なめし作業に使われるヒ素やクロムは環境問題になっている。中島さんはインドに住んでいたこともあり、その様子を目の当たりにした。 また報道などで、インドなどアジアで革産業に従事する労働者の過酷な状況を知ったという。 「労働者の被害も深刻です。十分な保護をせずに作業させられ、皮膚病や呼吸器系疾患になったりする人もいます。低賃金で搾取されているケースも少なくありません」(中島さん) コルクは革製品と異なりこうした作業工程が必要ない上、Artureの製品は欧州の化学物質規制・REACH規則に則り、人にも環境にも負荷をかけないよう生産している。耐久性を高めるための裏地に使っているのは、コットンと生分解性のポリエステル、ポリウレタンだ。 製品は職人が一つひとつ手作り。公平な賃金体系を保証することに加え、最近は人間工学に基づいた照明や換気設備の導入も進めているという。(続きはソース) BUSINESS INSIDER JAPAN 5/4(火) 11:15配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210504-00000001-binsiderl-bus_all https://assets.media-platform.com/bi/dist/images/2021/04/29/Wi-2.jpg
last-modified: 2021-05-07 00:59:20