【競馬】「ウマ娘」爆発的人気の理由? 「目の肥えた競馬ファンでもうなる」“3つのキャラクター設定の妙” [砂漠のマスカレード★]
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 約3カ月で600万ダウンロードを突破した人気スマホゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」。競馬ファンからすれば、スペシャルウィークやトウカイテイオーが美少女化されたことも驚きですが、「作った会社は月100億円を稼いでいる」と聞くと、興味がわくのではないでしょうか。
 スマホゲームが話題ですが、2018年と今年に放送された2回のテレビアニメも、同作を見た競馬ファンに聞くと口をそろえて評価していました。元々ドラマチックな競馬のエピソードをアニメのストーリーに落とし込むと同時に、多彩なキャラクター(ウマ娘)たちが特徴的に生き生きと描かれているからです。
「ウマ娘」のサイトのキャラクター紹介ページ(
https://umamusume.jp/character/)には70人以上がずらりと並んでいますが、身長や誕生日、勝負服、特徴も細かに解説されています。いずれもリアルの競走馬のエピソードに沿っていて、目の肥えた競馬ファンでもうなるような設定になっているのです。 />  今回は、「ウマ娘」の秀逸すぎるキャラクター設定の妙をご紹介します。
その1)外見にもしっかり「元ネタ」がある
 キャラクターの見た目、カラーリングを見て、ネタが分かるでしょう。サイレンススズカやキングヘイローであれば現役時代のメンコ(覆面)に合わせて緑。スペシャルウィークもメンコや騎手の勝負服の紫にしています。
 競走馬の毛色も、キャラの髪の色に反映。ビワハヤヒデやメジロマックイーンのような芦毛(あしげ)はグレーに、マヤノトップガンやグラスワンダーの栗毛はブラウン、ナリタブライアンやエルコンドルパサーなどの黒鹿毛(くろかげ)は黒に寄せていますね。しかも馬の顔の白い模様までも取り込んでいます。シンボリルドルフやトウカイテイオーなどは前髪の一部だけワンポイントで白くしています。細かい! 
 全体のデザインもそうですね。例えばライスシャワーは、ミホノブルボンの三冠やメジロマックイーンの天皇賞・春3連覇を阻止しています。黒で統一されたデザインになっていて、「刺客」の雰囲気満載です。そして宝塚記念で予後不良になったこともあってか、悲壮感が漂うキャラクターになっています。
 また競走馬も、人と同様に体格差がありますが、「ウマ娘」でも競走馬の体格に合わせてキャラが作られています。タマモクロスやライスシャワー、ハルウララは小柄ですし、タイキシャトルは大柄です。現役時代にもその巨体で話題になったヒシアケボノは、「ウマ娘」でも存在感がありすぎて(設定では180センチ)、「遠近感が狂う」などゲームファンの間で話題になりました。

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5/9(日) 11:01配信

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その2)古参ファンも納得の「ライバル設定」
 見た目に加え、ライバル同士がいるのもポイントです。コンビ的な扱いにしていることで、互いが際立つようになっています。
 現役時代にちなんで「大食い」という設定のオグリキャップのライバルは、タマモクロスです。少し先輩風をふかせる関西弁のキャラで、笠松から中央へ移籍した、のんびりキャラになっているオグリキャップとの差が際立ちます。オグリのライバルと言えば、スーパークリークとイナリワンも名前が挙がるでしょうが、当時のファンからいえば、「無敵」で激突した天皇賞・秋の両雄の対決でしょう。
 スペシャルウィークとキングヘイロー、セイウンスカイの「3強」対決も描かれていますが、アニメ(1期)で描かれたようにスペシャルウィークとエルコンドルパサーの方がライバル要素は強めです。ご存じの通り、グラスワンダーを加えた3頭は、年度代表馬の選考について競馬ファンの間で激論になりましたから、競馬ファンなら「分かっている」と思うはずです。
 先行する安定のレースで勝利を重ねたダイワスカーレットと、東京競馬場で大レースを次々とモノにしたウオッカは、いつもお互いを意識している感じです。ゲームでは、プレーヤーの選択次第ですが二頭で日本ダービーを争うこともできます。
 そして、ビワハヤヒデとナリタタイシン、ウイニングチケットも「3強」として描かれています。もちろんビワハヤヒデとナリタブライアンは“姉妹”という設定で、これまたお互いを意識しています。
その3)“忠実すぎない”魅力も
 GⅠに手は届かずとも、人気のあった脇役も実に魅力的です。有馬記念に3回連続3着のナイスネイチャは気弱キャラ。マチカネタンホイザ、ビコーペガサス、ツインターボなどの名脇役も登場します。
 連戦連敗ゆえに全国的ニュースとなり、「リストラの星」として全国的な知名度を得たハルウララは、「有馬記念」に出走するシナリオが用意されています。「リストラの星」が中央競馬というエリートたちに挑むという演出は、やはりグッとくるでしょう。「IF(もしも)」が許されるゲームならではの楽しさです。
 なおサイトのキャラクター紹介一覧には、メジロアルダンやサクラチヨノオー、シリウスシンボリ、ヤエノムテキという、往年のファンが泣いてしまうようなメンバーもいます。
「ここまでか!」と驚く“設定の妙”
 要するに「ここまでか!」というほどキャラクター設定にこだわっているのです。
 なお「ウマ娘」のスマホゲームは基本利用料無料のアイテム課金制です。無課金でも勝つことはできますし、たとえクリアできずともストーリーを追うだけで競馬ファンは楽しめそうです。
 またアニメはアマゾンプライムビデオなどで配信されていますので、人によっては追加料金なしで見ることができるでしょう。アニメは、スペシャルウィークやトウカイテイオーの現役時代をリアルタイムで知る競馬ファンが見ると、うるっと来るかもしれません。初めて見る方はご注意ください。

馬なんてかわいくない
猫とかならいいけどさ
last-modified: 2021-05-13 00:16:43