【サッカー】元浦和GM、プロ経験者を加え着々と強化! “川口市からJリーグへ”を掲げる関東2部チームが初の天皇杯本大会へ [砂漠のマスカレード★]
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柱谷幸一氏をテクニカルアドバイザーに加え、結果も現われ始める
今季、関東リーグ2部昇格を果たした埼玉県の社会人サッカークラブ、アヴェントゥーラ川口が、第101回天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会に初出場する。5月23日の1回戦で、北信越リーグの福井ユナイテッドFC(福井県代表)と対戦することになった。
 天皇杯出場を懸けた彩の国カップ第26回埼玉県選手権決勝(8日・埼玉スタジアム第2グラウンド)で、尚美学園大学に4-1と快勝。24分、浦和レッズなどでプレーしたFW中村祐也がヘッドで合わせて先制。前半終了間際にFKから追い付かれたが、後半は外から質の高い攻撃を仕掛け、22分に途中出場のMF轡田登が決勝点を蹴り込んだ。この後もエースFW小林秀征、MF志村駿太が続いてダメを押した。
 天皇杯の埼玉県代表は、第95回大会から前回まで東京国際大学が6年連続出場していたが、その強敵に準決勝で逆転勝ち。大宮アルディージャなどに在籍した188センチの長身DF福田俊介が、試合終了直前のCKを頭でねじ込み、2-1の劇的な勝利を飾ったのだ。
 横浜F・マリノスなどで活躍したGK榎本達也の浦和学院高校の後輩で、同じGKだった筒井剛毅監督は「大勢の方々に支えられ、ようやくここまで来ました。天皇杯出場はクラブにとっても歴史的な出来事」と笑顔が絶えない。自身も現役時代はアヴェントゥーラに所属し、埼玉県社会人リーグで降格も昇格も経験してきただけに、監督就任3年目での夢舞台進出は感慨もひとしおだ。
 クラブ創設は2008年。“川口市からJリーグへ”を旗印に活動してきたが、長らく県社会人リーグの1部と2部を行き来していた。そこで長岡修理事長は昨季強化に本腰を入れ、中村や福田らプロ経験者を5人獲得した上、浦和レッズでゼネラルマネジャーを務め、複数のJリーグチームで監督を歴任した元日本代表の柱谷幸一氏をテクニカルアドバイザー(TA)に迎え入れた。
 成果はすぐに表われ、上位2チームが関東リーグ2部に昇格できる昨秋の第54回関東社会人大会で準優勝し、4度目の挑戦で悲願を達成。ただ筒井監督は元Jリーガーばかりか、以前から在籍した選手の頑張りと成長も見逃せないという。「プロ経験者に刺激されて意識が変わり、練習の質も格段に向上した。柱谷さんは戦術面のほか、クラブが大きくなるための提案をしてくれる。すべてが変わってきました」と目を細める。
https://news.yahoo.co.jp/articles/19fff74c3c81b062982dec3349f523e33ba17b58 /> 5/11(火) 10:40配信
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結果と内容とフェアプレーを同時に達成できるチームを目指す
選手を迎え入れる柱谷TA。結果と内容とともにフェアプレーを求め、市民に受け入れられるチーム作りを目指す。
 関東リーグは開幕3試合で2勝1分けと好調だ。ファジアーノ岡山などに在籍し、元プロ選手第1号として18年に加入したFW小林秀征は「人はいろいろ経験することで向上心や責任感が生まれるもの。若手に天皇杯を経験させてあげたい思いで決勝も戦いました」と頼りになる主将の言葉は、何とも奥深い。
 関東リーグ1部昇格に向け、今季は関東大学リーグ2部の東京国際大学から4人を獲得したのをはじめ、計13人を加えて戦力拡充。指揮官は「1年で1部に上げたい」と明確な目標を掲げる。加入2年目の福田は「全員がやるべきことをやるまじめなチームで、伸びしろは無限大です」と初めて体験するアマチュアチームに可能性を感じ取る。
 川口市はかつて鋳物産業で繁栄し、人口はさいたま市に次いで県内2番目に多い約60万人。そんな街からJリーグ入りを目指す考えに賛同した柱谷TAは、結果と内容とフェアプレーを同時に達成できるチームづくりをクラブに要望した。
「面白いサッカーを提供しながら結果を出し、審判や対戦相手に文句を言わず、さわやかに正々堂々と戦うチームでなければ地域の人々に応援してもらえません」
 プロやアマチュア、種別を問わず、最近のサッカーチームが忘れかけているとても大切なことを指摘した金言だ。鋳物と植木に続き、川口市がサッカーでも名を挙げられるか――

スイカップ
last-modified: 2021-05-13 00:20:54