【韓国】 韓・中・日茶文化の歴史的根幹「長興青苔銭」 三国時代から1000年以上続いてきた伝統発酵茶[05/03] [LingLing★]
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[企画特集] 韓中日茶文化の歴史的根幹「長興(チャンフン)青苔銭(チョンテジョン)」
湖南(ホナム)取材本部ソ・ギルウォン記者
世宗実録地理地に全国19ヶ所、茶所のうち13ヶ所が長興に存在
2008、2014世界緑茶コンテスト最高金賞受賞
2013国際スローフード生命多様性財団認証「味の箱舟」登録
2018農林畜産食品部主管国家重要農業遺産第12号選定
青苔銭(チョンテジョン)
http://www.jeonmae.co.kr/news/photo/202105/838839_532712_484.jpg /> http://www.jeonmae.co.kr/news/photo/202105/838839_532715_4922.jpg /> チョン・ジョンスン長興郡守
http://www.jeonmae.co.kr/news/photo/202105/838839_532708_4546.jpg /> 宝林寺(ポリムサ)野生緑茶
http://www.jeonmae.co.kr/news/photo/202105/838839_532710_4713.jpg /> 平和(ピョンファ)茶園
http://www.jeonmae.co.kr/news/photo/202105/838839_532716_510.jpg /> 全羅南道の「長興青苔銭」が韓日中茶文化と製茶発達史の歴史的根幹となっている。
地域特産物である青苔銭は、「青い苔がついた銅銭形茶」で、独特な名前と同じくらい、その味と香りが優れた名物だ。
青苔銭は三国時代から1000年以上続いてきた伝統発酵茶で、茶葉を蒸して丸くこねて、中央に穴を開けて乾かした形が銅銭のようで、「チョンチャ(※銭・茶))」「トンチャ(※お金・茶)」とも呼ばれた。または臼でついて型を作って「トッチャ(※餅茶)」とも言った。
その由来は、『世宗実録地理志』、『経世遺表』、『東国輿地勝覧』などに、「新羅時代、宝林寺で青苔銭が初めて栽培された」という記録として表れている。
特に世宗実録地理誌には、「全国19カ所のタソ(茶所、茶を生産する所)のうち、13カ所が長興に存在した」という記録が残っており、目を引く。これにより新羅時代から朝鮮時代まで長興が茶文化の中心地であったことが分かる。
長興一帯は、様々な自然的立地条件が茶田分布に適合し、良質の茶が生産されている。 茶の自生地として最も多い自生面積を持っていて、茶の分布と栽培の適地として早くから茶産業が定着した所だ。
このような天恵の環境である長興で作られた青苔銭は、三国時代から近世まで南海岸地方を中心に存在した唯一の世界的な茶だ。
こうした深い来歴を持つ青苔銭は、その味もまた言い表せない神秘だ。青苔錢をよく干し、壷に入れて1年間熟成させた後に茶として飲むと、まろやかでやわらかい味が身を温かくしてくれる。長興では薬が貴重だった時代、子供が病気になると祖母が薬の代わりに青苔銭を沸かしてくれたといい、「ヤクチャ(薬茶)」とも呼ばれる。
青苔銭は、長興のいたる場所の野生茶畑で採取され、主な生産地域は、長興邑(杏源里、マツ林周辺10ha)や冠山邑(天冠山裾野30ha)、有治面(迦智山のカヤ林周辺40ha)、釜山面(クァンハン村の竹林周辺20ha)だ。生産用の野生茶畑は283haで、このうち100ヘクタールから茶葉を採取する。(省略…)
ソース 全国毎日新聞(韓国語)
https://www.jeonmae.co.kr/news/articleView.html?idxno=838839

4月から5月まで活発的に採取した茶葉は室内で一日干した後、蒸し終えてから臼で挽く。その後、形を整えて1次乾燥をし、穴を開けて縛った後、2次乾燥をして計6ヵ月以上熟成させる。このような過程を経て、我々が知る青苔銭が出来る。
長興には青苔銭を試飲できる数多くの茶園が存在する。現在、青苔銭の試飲と販売を行っている茶園には、長興茶園、茶所園、宝林茶園、霊岩茶園、長興青茶園、青苔錢研究所、天冠茶園、平和茶園、ソンリム茶園、修仁山茶園、ソルソン茶園などがある。
このうち、長興茶園と平和茶園では青苔銭を直接作ることができる。青苔銭作りをはじめ、茶の木の植木鉢作り、茶道、癒し農業体験、茶瞑想など、様々なプログラムが用意されている。
この他にも長興は、茶類専門家の育成、青苔銭の標準製茶実習、青苔銭の品質評価など、様々なプログラムを通じて青苔銭の名品化を推進している。長興茶の伝統と歴史的名声を回復し、競争力と差別化された商品を開発し、これを通じて最近消費量が増えている発酵茶市場を長興青苔銭で先取りするという計画だ。
長興は青苔銭の復元と商品化などに努め、2008年と2014年の世界緑茶コンテストで最高金賞を受賞し、2013年にはイタリアのトゥーリン市で伝統種子と食べ物を保存するために推進された「味の箱舟プロジェクト」で「トンチャ」という名前で登録された。その後、2014年に「スローフードプレシディア(Presidia)」に選定され、その真価を認められた。
2018年には農林畜産食品部が主管する国の重要農業遺産第12号に指定される快挙を果たし、国内外でその価値を立証した。
チョン・ジョンスン長興郡守は「国内市場はもちろん、世界発酵茶市場を狙って、青苔銭の真価を認証してみせる」とし、「青苔銭にボイ茶(プーアル茶)のような属性発酵技法などを導入し、青苔銭開発に更なる拍車をかける計画だ」と明かした。

朝鮮に茶文化などない
last-modified: 2021-05-13 14:54:10